EU首脳会議、ルクセンブルク中銀総裁のECB専務理事指名を承認
ブリュッセルで22日から会議を開いている
欧州連合(EU)の首脳は、メルシュ・ルクセンブルク
中央銀行総裁の欧州中央銀行(ECB)専務理事指名を
承認した。
23日未明に声明を発表した。
12月15日に就任する予定、任期は8年。
メルシュ氏はタカ派として知られ、
考え方は独連銀に近いとされる。
メルシュ氏のECB専務理事就任をめぐっては、
欧州議会が強く反対しており、
先月には同氏の専務理事指名を否決。
欧州議会は、ECBの主要ポストに
女性がいないことを否決の理由に挙げていた。
EU首脳会議が今回、欧州議会の反対を押し切って
指名を承認したことで、今後の双方の関係悪化が予想される。
そうなった場合、欧州議会に発言権のある、
銀行の資本規制に関する合意が遅れる可能性もある。