独財務省、2016年より前の金融取引税導入は見込まず=週刊誌

独週刊誌ビルトシャフツ・ボッヘによると、
財務省は、金融取引税が2016年よりも前に
ユーロ圏11カ国に導入されるとは想定していない。

同誌は、独財務省高官のミヒャエル・セル氏が、
会計士との会合で述べた発言を引用して伝えた。

同誌によると、同氏は、国際的な交渉のペースや
技術上の理由により、金融取引税は2016年までは
徴収されない、との見方を示した。

財務省スポークスマンは、
報道内容について、コメントを控えた。

ユーロ圏11カ国は今年10月、
金融取引税の先行導入に賛同した。

オーストリアのフェクター財務相はこの際、
年末までに運用モデルが示されると述べ、
2014年までの導入が現実的になったとしていた。