スペイン銀行再編、欧州基金から来月15日に救済金=地元紙

25日付のスペイン紙パイスは、経営危機に陥り国有化された
バンキアなどスペイン4銀行を救済する資金350億ユーロが、
12月15日に欧州救済基金からスペインの銀行再編基金
(FROB)に払い込まれる予定と伝えた。

資金は、銀行再編基金に払い込まれた
2週間後に4銀行に注入される。

支援を受ける4銀行は大規模な人員削減を実施する。

パイスが欧州当局筋や銀行筋の話として伝えたところによると、
2万人の行員を抱えるバンキアが最大6000人、行員数5800人の
ノバガリシアは2000人のリストラを迫られる見込み。
両行は報道についてコメントを差し控えた。

パイスは、売却手続き中のカタルーニャ貯蓄銀行
バンコ・デ・バレンシアの2行については、
買い手に何らかの条件が付けられるとしている。

スペイン経済省は、銀行再編基金が資金を受け取る
スケジュールや、4銀行が必要とする最終的な
支援額についてコメントを差し控えた。