IMF、2013年初めにイタリア銀の健全性審査実施=伊銀行協会
イタリア銀行協会(ABI)のジュゼッペ・ムッサーリ会長は、
国際通貨基金(IMF)が2013年初めにイタリアの銀行を対象に
健全性審査を実施すると明らかにした。
IMFの審査は金融セクター評価
プログラム(FSAP)の下で行われる。
ムッサーリ会長はロイターに対し、国内銀の信用状況について
外部機関に評価を依頼し、IMFの分析と比較する方針だと述べた。
金融安定理事会(FSB)のウェブサイトによると、IMFが前回
イタリアの銀行について同様の審査を行ったのは2005年。
ムッサーリ会長は、「われわれは銀行だけでなく、(IMFが行った)
調査に基づく国全体の状態も懸念している」と述べ、銀行審査の
結果が悪ければ、イタリアの資金調達コストが上昇する恐れが
あるとの懸念を示した。
また、欧州銀行監督機構(EBA)がイタリアの銀行に対し
他のユーロ加盟国の銀行よりも多くの資本増強を要請したような
ことは繰り返されてはならないと述べた。
同会長の発言は24日付、ABIが
この日に発言内容を解禁した。