ドイツ連銀の利益の使途は議会が決定=バイトマン連銀総裁

28日付の独ウェルト紙によると、ドイツ連銀のバイトマン総裁は、
ギリシャ支援や債務削減方法をめぐる合意が結ばれたことを受け、
連銀の利益の使途はドイツ議会の決定に委ねられていると述べた。

ユーロ圏財務相欧州中央銀行(ECB)のギリシャ国債購入プログラムで
生じる利益110億ユーロを、各国中銀がギリシャに還元することで合意した。

ドイツ連銀は先にギリシャ国債の利益放棄に
対して消極的な姿勢を示していた。

イトマン総裁はウェルト紙に対し、連銀の利益の使途は
議会次第で決まるとし、これがどれほど大規模になるかは
明らかではないと付け加えた。

総裁は「ドイツ連銀の利益やドイツ連邦のその他の収入の使途は
ドイツ議会が決める」と述べた。

ECBは第1弾の国債購入プログラムの下、流通市場を通じて
ディスカウント価格で購入したギリシャ国債から得られる
利益をユーロ圏内の各国中銀に分配する。

ドイツ連銀の取り分は、その他の収入と同様、連銀の
損益計算に組み込まれることになる。

イトマン総裁によると、どの程度が国庫に
納付されることになるかは2月に決まる。