ユーログループ次期議長、首相が就任すべき=オーストリア財務相

オーストリアのフェクター財務相は4日、ユーログループ
(ユーロ圏財務相会合)の次期議長には首相が就任すべきだ
との認識を示した。

ユンケル現議長は3日、
今年いっぱいで退任する方針を確認。

ユンケル氏はルクセンブルク首相兼財務相で、
債務危機対策を協議するユーロ圏財務相会合で
強い影響力を発揮した。

フェクター財務相は次期議長に就任する考えはあるか
との質問に「議長は首相職のポジションだ。私は首相ではない。
この問題は上が決めるだろう」と述べた。

欧州連合EU)条約には、ユーログループ議長の条件に
関する規定はなく、ユーロ圏の財務相が多数決で決定し、
2年半の任期で更新するとされている。

今年に入り、ユンケル議長の退任観測が浮上した際には、
後任候補として、ショイブレ独財務相フィンランド
カタイネン首相、イタリアのモンティ首相の名前が浮上した。