EUの銀行監督一元化、妥協に至る可能性=スウェーデン財務相

スウェーデンのボリ財務相は、欧州連合EU財務相理事会が
域内銀行の監督一元化について、妥協点を見出す可能性を示した。

欧州中央銀行(ECB)の監督一元化にはスウェーデン
デンマークポーランドのユーロ圏未加盟国がECBの決定に
異論を挟めないとして反対している。

ボリ財務相は、監督一元化には全てのEU加盟国が平等の扱いを
受けるべきとし、「ユーロ圏未加盟国が不利な扱いを受ける
可能性がある。予防措置を講じるべきで、独自の資本基準を
設定できるようにすべきだ」と述べた。

その上で「きょう妥協する可能性があるが、先は長い」とし、
クリスマスまでまだ時間があり、臨時理事会で協議が続く可能性も
指摘した。