ポルトガル、ギリシャ方式の債務削減は必要ない=コエリョ首相

ポルトガルコエリョ首相は4日、同国にはギリシャのような
大規模な債務削減の取り決めは必要ないとの見解を示した。

ポルトガルの債券市場復帰に向けた取り組みは軌道に乗っており、
ギリシャとは状況が根本的に異なるとしている。

コエリョ首相は訪問先のカボベルデ共和国で演説し、
「われわれは、ギリシャが受けたのと同じ扱いや
解決策を望んではいない」と述べた。

ドイツのショイブレ財務相は、3日のユーロ圏財務相会合
(ユーログループ)で「ギリシャは極めてまれなケース」だと語り、
同じく欧州連合EU)などの救済を受けたポルトガル
アイルランドに対しギリシャと同様の条件を付与することは
「破滅的な兆候となるだろう」として否定的な考えを示していた。