独農業相、ドイツ銀の農作物デリバティブ取引を批判=独紙

ドイツのアイグナー食糧・農業・消費者保護相は、
ドイツ銀行が農作物を対象とするコモディティ(商品)
デリバティブ取引継続を決定したことを批判した。

独ハンデルスブラット紙が報じた。

ドイツ銀行は明らかに時代の動向を
認識していない」と述べたという。

ドイツ銀行は19日、農作物を対象とした
金融デリバティブ取引継続の方針を明らかにした。

貧困克服を目指すオックスファムなどの団体は、
これら取引が国際的に価格を押し上げ、途上国の
食糧不足を助長していると批判している。

ドイツ銀行は2012年3月、新たな農作物関連の
デリバティブ取引を一時停止すると発表した。

今回は、投機取引が農作物価格上昇の原因という
決定的な証拠はないとの見解を示している。