米著名投資家ソロス氏、通貨戦争は「最大の危険」

米著名投資家のジョージ・ソロス氏は、米国の金融緩和策を
評価した上で、通貨戦争が経済にとり最大の危険、
との考えを示した。
CNBCテレビとのインタビューで語った。

ソロス氏は米連邦準備理事会(FRB)による
月額850億ドルの債券購入プログラムについて
バーナンキ議長が行っている措置は基本的には
適切な政策だ」と評価した。

一方、緊縮財政を実施することで財政赤字に対処する
ドイツの方針は、金融緩和を目指す他国の方針と
衝突すると指摘。

「最大の危険は通貨戦争だ」との見方を示した。

その上で「他国はドイツと異なった方針を目指している。
ドイツは緊縮財政を確信しているが、他国は金融緩和を
確信している」と語った。