金利操作問題、欧州委がスイスフラン建てスワップも調査=報道

フィナンシャル・タイムズ紙(FT)は、欧州委員会が、
銀行間金利の不正操作に関する調査を拡大し、スイスフラン建ての
スワップも調査対象にしていると報じた。

同紙によると、欧州委は1年半前から円とユーロの
銀行間金利に関する独禁法上の調査を進めているが、
スイスフラン建てのスワップも調査対象に加えた。

欧州委は各不正操作問題に関して、企業の総収入の
最大10%に相当する制裁金を課すことが可能。

3件すべての不正操作に関与した企業は、総収入の
最大30%に相当する制裁金を課される可能があるという。
調査に詳しい関係者の話として報じた。

欧州委員会は非公式に和解の可能性も打診しているが、
一部の企業は欧州委の主張には根拠がないと主張しており、
公の場での協議には消極的という。