豪経済、過去の利下げに反応している兆候=中銀副総裁

豪中銀のロウ副総裁は19日、豪経済が過去の利下げに
反応している兆候があると述べる一方、鉱業以外の投資が
期待通りに回復するかどうかは、まだ分からないと指摘した。

講演は全般的に明るく、今後の政策維持を
うかがわせる内容だった。

副総裁は、鉱業ブームがピークをつけたときに、
その穴埋めができるほど非鉱業投資が活発になることが
極めて重要だ、との見方を示した。

副総裁は「この問いへの答えは、まだ分からない」
としつつも「利下げが期待通りの効果を上げていることを
示す証拠がある」と強調した。

また副総裁は、投資計画に関する政府の
最新調査で明るい兆候が見られたと述べた。

同調査では、企業が2014年6月までの1年間で、
鉱業以外の建設や機器に対する支出を拡大する、
との見通しが示された。