キプロスのユーロ残留は全体の利益、分別ある行動必要=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの
ノボトニー・オーストリア中銀総裁は19日、
キプロスがユーロ圏にとどまることがユーロ圏全体の
利益としたが、支援をめぐりキプロスは分別ある行動を
取る必要があるとの見解を示した。

国営オーストリア放送協会(ORF)
とのテレビインタビューで述べた。

キプロスが支援条件である預金課税法案を
否決したことを受け、総裁はキプロス
ユーロ圏にとどまることが「ユーロ圏、
もちろん全加盟国の利益」と発言。

「だがユーロ加盟には一定の規律と分別ある行動を
取る用意が求められると言わねばならない」と語った。

また他の域内重債務国がキプロスのような
預金課税を要請される可能性については否定。

キプロス金融セクターは同国経済をはるかに
上回る規模に肥大化していたため特別なケースと説明した。