UBS、EURIBOR指定銀行パネルから脱退へ

スイスの金融大手UBSは19日、欧州銀行間取引金利
(EURIBOR)を設定するための金利申告を28日付で
取りやめると発表した。

UBSの広報担当者は「金利を申告する銀行パネルから
脱退し、中核であるスイスフランとドル調達市場に
注力することを決定した」と述べた。

今回の決定は10月に決めた投資銀行部門を
縮小する方針に沿ったものと説明した。

UBSはLIBORロンドン銀行間取引金利)など
複数の国際的な金利指標の不正操作に関わっていた
として罰金を課されている。

これまでにも金利操作問題に絡み、オランダの
ラボバンクや米シティグループなどがEURIBORの
指定銀行からの撤退しており、約40の指定銀行のうち
大手行は数行となっている。