ポルトガル中銀が経済見通し下方修正、2014年は大きなリスクも

ポルトガル中央銀行は26日に発表した春季経済報告で、
2013年の国内総生産GDP)見通しを従来の1.9%減から、
2.3%減に下方修正した。
これは政府予測と一致する。

2014年については、1%をわずかに上回る水準の
プラス成長を依然として見込んでいるものの、
大きなリスクに直面するとも予想。

成長率見通しは従来の1.3%から
1.1%に小幅下方修正された。

ただし、政府による予測の
0.6%は大幅に上回っている。

中銀は報告の中で「これらのリスクとは、
内需回復の勢いが想定よりも弱い可能性、
支援プログラムでの目標達成のため、
さらなる財政健全化の措置を採用する
可能性からくるものだ」としている。

ポルトガルの昨年のGDPは3.2%の縮小だった。

中銀の予測によると、内需は今年に4.2%落ち込んだ後、
2014年に0.4%増加する見込み。

従来予測はそれぞれ4%減、0.8%増だった。

増税個人消費をさらに
押し下げることが示されている。

輸出は今年に2.2%増加する見込み。

昨年の3.3%増から伸びが鈍化することになる。

2014年の伸び率は4.3%が予想されている。