フランス、2017年の赤字削減目標を緩和

フランスのモスコビシ経済・財務相は17日、
2017年までの経済見通しを閣議に提出し、
2017年の財政赤字削減目標を達成できない
見込みであることを明らかにした。

それによると、2017年の財政赤字国内総生産
GDP)比0.7%と、当初目標の0.3%から引き上げた。

ただ景気循環の影響を除く構造ベースでは2016年に
GDP比0.2%、2017年に0.5%の黒字を見込む。

公的債務は2014年がGDP
94.3%に達する見通しとしている。

当初は90.5%と想定していた。

財政見通しの前提となる成長率予想は、
今年がプラス0.1%、
2015〜2017年は平均2%としている。

財政見通しは来週、議会に提出される予定。

欧州連合EU)が定める財政再建目標の達成が想定より
遅れるとの仏発表を受け、独財務省のコットハウス報道官は、
EUの全加盟国は、同じ財政再建目標の達成で合意している
との見解を示した。