キプロス、数カ月以内に金準備売却の見通し=財務相

キプロスジョージアデス財務相は17日、同国は
「今後数カ月以内に」金準備の一部を売却する
との見通しを示した。

ただその上で、最終的な決定は
中央銀行にかかっていると述べた。

欧州委員会が準備したキプロスの資金調達ニーズに
関する評価によると、キプロス欧州連合EU)/
国際通貨基金IMF)からの100億ユーロの支援のうち
自力で一部資金を調達するため、金準備を売却して
約4億ユーロを調達する必要がある。

キプロスは先週、金準備の売却について同国向け
支援プログラムへの拠出金調達に向けた選択肢に
含まれていることを確認したが、最終的な責任は
中銀が担っているとしていた。

ジョージアデス財務相は、ブルームバーグテレビに対し
「金に関しては中銀に最終決定権がある」と語った。

金の売却規模や価格には言及しなかった。

金の売却について政府は中銀のサポートを得ているか
との質問には「それについては近く検討されることを
望んでいる」と述べた。

中銀の報道官は先週、金準備の売却は
現時点で議題ではないと述べていた。