米上院が銃規制法案を否決、オバマ大統領「恥ずべき日」

米上院は17日、銃購入者の身元調査の強化や
殺傷力の高い武器の販売禁止などを柱とする
包括的な銃規制法案を反対多数で否決した。

オバマ大統領は、昨年12月にコネティカット州
ニュータウンの小学校で児童20人を含む26人が
死亡した銃乱射事件を受けて銃規制強化を訴えてきたが、
法案の否決は大きな痛手となる。

大統領は今年1月に新たな銃規制法案を発表。

その後、民主党共和党が法案修正で
合意し、審議が行われていた。

インターネットや銃展示会などで銃を購入する際の
身元調査を強化することを定めた法案は、
反対票54、賛成票46で否決された。

法案否決を受け、オバマ大統領は「ワシントンに
とって恥ずべき日だ」と落胆しながらも、銃規制への
取り組みは「まだ終わっていない」と語った。