G20、年内に新たな債務削減目標で合意へ=ロシア財務次官
ロシアのストルチャク財務次官は17日、20カ国・地域
(G20)の財務相が年内に新たな債務削減案で合意する
計画だと明らかにした。
財務次官によると、G20が債務の国内総生産(GDP)比
目標を特定の水準に設定した2010年のトロントでの
合意を引き継ぐものとなるという。
ワシントンに本拠を置くピーターソン国際経済研究所で話した。
ロシアは今年のG20議長国。
「年内のいつか、恐らく7月のG20の財務相会議もしくは
首脳会議で、先進国による新たな数値とコミットメントに
関する合意が成立する」と述べた。
G20首脳会議は9月にロシアの
サンクトペテルブルクで予定されている。
財務次官は、「もしトロントでの合意よりも高い水準の措置で
合意すれば、われわれの役割が成功だったと思うだろう」と述べた。
債務のGDP比目標は経済の状況に応じて分けた
グループの間で異なる可能性があるとした。
「アプローチはより柔軟となり、これから最も重要なのは恐らく、
(債務削減に向けた)短期的な目標と中長期的な目標を明確に
分けることだ」と述べた。