欧州の金利は現時点で適切、指標が悪化すれば見直す=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は、
欧州の金利は現時点で適切と述べ、経済指標が一段と悪化した場合は
利下げを検討するとの考えを示した。
記者会見で語った。

総裁は、金利引き下げが及ぼし得る影響について
誇張すべきでないと述べた。

金融政策が伝わる仕組みが「壊れている」とした。

金利水準がユーロ圏全域の実体経済に満遍なく
伝わっていないことを意味する。

総裁は、こうした状況は構造改革
のみ対処可能と述べた。

総裁発言を受けて、市場では来月にもECBが
金利引き下げに踏み切るとの見方が後退した。

ユーロはドルに対して上昇、1.3128ドルの
高値をつける場面もあった。