独財務相、さらなる債務減免を求めないようギリシャけん制

ギリシャ訪問中のドイツのショイブレ財務相は18日、
さらなる債務減免を求めないよう同国をけん制した。

ギリシャ議会では公共セクターの人員削減計画が
承認されたばかり。同財務相も改革努力を評価した。

一方、昨年に続き債務減免を求めることがないよう
ギリシャ政府をけん制し、さらなる支援は目標が
達成された後、来年協議する可能性があるとの見方を示した。

企業関係者とのイベントで「新たな債務減免について、
この場で議論を続けることはしたくない。それは皆さんの
ためにならない」と述べた。

ギリシャ政府は、今回のショイブレ財務相の訪問を、
主要債権者であるドイツの支援を象徴するものとしたい考え。
ただ国内では、総選挙を9月に控えた独政府によるPR活動の
一環との冷ややかな見方が多い。

今回の訪問では、リセッション脱却に向けドイツが
ギリシャに1億ユーロの支援を提供することが正式に決定した。