世界金融市場の不安定な動き「継続し深刻化する可能性」=IMF

国際通貨基金IMF)は、現在の世界金融市場の
不安定な動きは「継続し深刻化する可能性がある」
との見方を表明した。

19日から開催の20カ国・地域(G20財務相
中央銀行総裁会議向けの文書をロイターが入手した。

文書は「ユーロ圏での長引く低迷により、成長が予想を
下回る可能性があり、新興国市場の減速長期化リスクが
増大した」と指摘。

「金融安定リスクの懸念が、先進・新興国
経済双方で増大している」とした。

また「先進国経済の金利や非標準的な金融政策解除は、
特に過度に速いペースで進められ場合、もしくは
意思疎通が円滑に行われなかった場合、新興国
課題をもたらす可能性がある」と警告した。