ギリシャ、第3次支援だけが選択肢ではない=欧州委副委員長
欧州委員会のレーン副委員長(経済・通貨問題担当)は、
ギリシャに対する支援プログラムを続行するのに
第3次支援以外の選択肢があると述べながらも、
第3次支援の可能性は否定しなかった。
現地紙ヘルシンギン・サノマットに語った。
ショイブレ独財務相は前日に、ギリシャに対する
第3次支援が必要になると言明し、ドイツ野党から
抗議の声が上がっている。
欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)で
構成されるトロイカはこの秋にギリシャ支援プログラムに関し
調査をする見通し。
レーン副委員長はこの調査に関し、「われわれはギリシャに
対するプログラムの続行の可能性や融資について検討を行う。
債務持続性は、例えば融資期間を延長することで、
改善することができる」と述べた。
同副委員長は、重要な問題は現行支援策下でギリシャが
経済改革を実行でき、財政黒字を達成できるかどうかだ、
と指摘した。
ギリシャはこれまで合わせて約2400億ユーロ
(3220億ドル)の支援を受けている。