福島第1汚染水漏れ、レベル3に事故評価引き上げ=原子力規制委

原子力規制委員会は21日、東京電力福島第1原発敷地内にある
貯水タンクから超高濃度の汚染水が漏えいした問題で、
原子力事故の国際評価尺度(INES)でレベル3(重大な
異常事象)に引き上げる方針を示した。

同日開催の定例会合で決定する。

19日にタンクからの漏えいが発見された際に、
規制委は暫定評価としてレベル1(逸脱)
との見解を示した。

ただ、規制委が定例会合に提出した資料では、
今回の事故について、漏えいした汚染水が数千テラ
(テラは1兆)ベクレル程度で、施設において
安全防護層が残されていなかったこと、潜在的影響を
考慮すると、レベル3に該当するとした。