EURIBOR設定への「異常な」金利申告、大幅に減少=監督当局

欧州証券市場監督局(ESMA)は、指標金利
不正操作問題を受けて金利申告に関する監視が
強化されて以降、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の
設定に「異常な」数値が申告されることは大幅に
減ったとの認識を示した。

ESMAは20日に公表した調査で、金利申告に関する一段と
厳格なガイドラインに沿って銀行が申告を行うなか「明らかに
誤った数値が申告」されるケースは減少したようにみえると指摘。

過去数カ月間こういった申告はまれだとし、EURIBORに
ついては、2012年9月から13年5月の間に異常な申告は
全くみられなかったとしている。

EURIBORとLIBORロンドン銀行間取引金利)の
不正操作問題では、UBSなど大手3行に罰金が課され、
国際指標の規制、算出方法、公表方法などに関する
ガイドラインが新たに策定された。