ギリシャがEU・IMFと対立、2014年予算不足額めぐり
ギリシャは2014年予算の不足資金をめぐり、
欧州連合(EU)・国際通貨基金(IMF)
と対立している。
政府当局者が18日、匿名を条件に明らかにした。
ギリシャ政府は新たな歳出削減措置は行わない立場を
繰り返し示しているが、追加緊縮策の実施を迫られるのでは
との見方も浮上している。
EU・IMFが設定した2014年予算目標に対し
どの程度の不足額が生じるかが争点となっており、
約20億ユーロと推測するEU・IMF側に対し、
ギリシャ政府は約5億ユーロと主張している。
ギリシャ当局者は「債権団は7月まで不足額を
指摘していなかったが、急に態度を変えた」と述べた。
EU・IMFは年金基金の損失をギリシャ政府より
大幅に見積もっているほか、脱税の横行を理由に、
税収も予想に届かないとみているためだという。