独連銀総裁、財政支出の厳しい抑制を首相に助言

ドイツ連邦銀行中央銀行)のバイトマン総裁は、
メルケル首相に対し、23日から行われる社会民主党
SPD)との大連立協議の際に政府支出を厳しく
抑制するよう助言した。

総裁は、経済誌ビルトシャフツボッヘに対し
「望ましくないサプライズを防ぐため、
新規借り入れ上限から安全な距離を保つ形で、
財政を構築することが重要と述べた。

大連立協議では双方とも、今後数年間にインフラと
教育の整備のため財政支出を拡大することを
望む姿勢では一致しているが、SPDがそうした
投資の財源を富裕層に対する増税でまかないたい
とする一方、メルケル首相は増税は模索しない
と言明している。