米政府、GM救済で97億ドルの損失=財務省報告書

米政府が金融危機下で実施した米ゼネラル・モーターズ
GM)の救済に97億ドルの損失が生じている。

財務省が29日に議会に提出した
四半期報告で明らかになった。

財務省は2009年に495億ドルの公的資金を投じて
GMを救済し、同社の株式60.8%を取得した。

不良資産救済プログラム(TARP)監査官がまとめた
報告書によると、同省は保有するGM株を段階的に
売却してきたが、いずれの場合も売却価格は収支が
合う水準を下回っていた。

21億ドルの優先株は売却済みとし、9月26日時点で
保有するGM株式は1億0130万株(7.3%)としている。

政府は2014年4月までに残りの株式を
売却する方針を示している。