欧州ソブリン危機、波及リスクはもうない=独財務相

ドイツのショイブレ財務相は23日、ユーロ圏に
ソブリン危機の波及リスクはもうないと述べた。

一方、ギリシャのサマラス首相は同国が
さらなる支援を必要としていないことを強調した。

ショイブレ財務相は予想を上回る成長率や財政赤字削減の
進ちょく度合いなど、ここ1年半でのギリシャの取り組みは
評価に値すると指摘。

ドイツの連邦債とギリシャ国債
利回り格差縮小にも言及した。

ショイブレ財務相は政府が抱える危機や
それに伴う交渉は、もはや波及リスクには
つながらないと述べた。
国名は特定していない。

南ドイツ新聞が開催した会合で「ユーロは
安定している。金融市場はユーロ圏の
今後について心配することはない。
波及のリスクはもうない」と述べた。

一方、会合でギリシャのサマラス首相は、
ギリシャがさらなる支援を必要としておらず、
既存のプログラムの条件達成が求められている
だけだと述べた。