豪中銀は追加緩和排除せず、豪ドル「不快なほど高い」=議事録

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が
17日に発表した12月3日の政策理事会議事録によると、
政策理事会は過去の利下げが経済を刺激していることを
示す一段の兆候があると認識している一方、必要であれば
追加緩和に踏み切る可能性を排除していないことが分かった。

理事会はまた、豪ドルの相場について、過去1カ月で
顕著に下落したものの、依然として不快なほど
高い水準にあるとみている。

豪中銀は12月、オフィシャルキャッシュレートを
2.50%に据え置くことを決定。
4カ月連続で政策金利を据え置いた。

市場は2月の次回理事会について、
利下げの可能性はほぼないとみている。

議事録は「住宅市場などで低金利の刺激効果を示す
一段の兆候があり、効果はこれからも顕在化する」と指摘。

「理事会は引き続き、これまでに実施してきた
政策刺激を踏まえると、過去の利下げの効果を
見守りつつ、政策金利を据え置くのが妥当と考える」
としている。

その上で「インフレターゲットに沿った
持続的経済成長を支援するために適切ならば」
追加利下げの可能性を排除しないと表明した。