NZ財務省、景気上振れで成長・財政見通しを修正

ニュージーランド財務省は、半期予算見通しを公表し、
2015/2016年度(4〜3月)と2016/2017年度の
財政黒字見通しを上方修正した。

堅調な景気を考慮したものだが、2014/2015年度は
資産売却収入が予想を下回ったため黒字達成は
微妙としている。

2014/2015年度の財政黒字見通しは5月の予算案で示した
7400万ニュージーランドドルから8600万NZドルに
小幅上方修正した。

2015/2016年度は17億NZドル、2016/
2017年度31億NZドルと見通している。

2014/2015年度の成長率見通しは
2.8%から3.6%に上方修正した。

イングリッシュ財務相は「2014/2015年度も
引き続き黒字予想だが、実際に黒字とするには
課題が残る」と述べた。

またNZドルは歴史的にみて高水準にあり、
輸出業界にはリスクとしている。

財務相は、税収が増加しているが、金利上振れを
防ぐためにも厳しい歳出制御を維持する方針を示した。

また中銀は来年、利上げする可能性が
あるとの見方を示した。