イエレンFRB新議長、厳しい質問にも冷静な対応

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン新議長は11日、
就任後初の議会証言に臨んだ。

議員からは厳しい質問が相次いだが、イエレン氏は
冷静に対応、よどみなく質問に答える場面が目立った。

証言では、FRBの現行政策に批判的な共和党
ジェブ・ヘンサーリング下院金融委員長が、
FRBはイエレン氏がかつて「思慮分別のある」
と評した金融政策から大きく逸脱していると批判。

「あなたは思慮分別のあるセントラルバンカーか。
もしそうでないならいつそうなるのか」と迫ったが、
イエレン氏は動じた様子も見せず「私は自分を
思慮分別のあるセントラルバンカーだと
考えています」と答えた。

イエレン氏は、金融危機への対応で
ゼロ金利政策など「違ったアプローチが
必要になった」と説明。

できる限り「体系的かつ予測可能な」方法で
市場の予想を誘導する必要があるとの考えを示した。

その他、金融政策、労働市場FRBの独立性などを
めぐる質問にもよどみなく答える場面が目立った。