英最低賃金委、インフレ率超える3%の最低賃金引き上げを勧告

英国政府に最低賃金について勧告している独立機関、
最低賃金委員会(LPC)は、2008年以来初めて
インフレ率を上回る賃上げを勧告した。

生計費上昇に苦しむ低所得者
支援する必要があるとしている。

LPCは3%の最低賃金引き上げを勧告。

政府は通常、LPCの勧告を受け入れる。
実施は10月からの予定。

1月のインフレ率は1.9%で、2009年11月以来初めて、
イングランド銀行BOE中央銀行)の目標である
2.0%を下回った。

だが過去4年間の平均インフレ率は3.3%、
同じ期間の最低賃金引き上げ率は、
年平均1.9%にとどまっていた。

2015年には総選挙が実施される予定で、
景気回復に伴い生活水準が主な争点になる
公算が大きいとみられている。

首相スポークスマンは、勧告内容を
検討する時間がほしいと述べた。