英国景気は幅広く回復、持続的になるには時間かかる=中銀議事録

イングランド銀行(英中央銀行BOE)が
19日公表した3月5〜6日の金融政策委員会の
議事録によると、政策当局者らは、英国景気は
幅広い回復が見られるものの、持続的になるには
時間がかかると結論付けた。

9人の当局者はポンドの一段高に再び言及したものの、
直接的な懸念は表明せず、労働市場にどの程度の緩みが
あるのかをめぐっては意見が分かれた。

議事録は「家計から企業支出まで、予想された
(景気回復の)拡大が既に始まった可能性を示す
初期の兆候がある。とはいえ、均衡がとれ、
かつ持続的な回復だと確信するには依然として
幾分時間がかかる」と指摘した。

3月の金融政策委までの
1カ月間にポンドは1.5%上昇。

英中銀はこれについて、他国と比べて
英経済成長率見通しが改善していることや、
ロシアとウクライナの緊張が要因との見方が
あると指摘した。

議事録によると、金融政策委は9対0で
金利を過去最低となる0.5%に据え置くことを
決定した。