英経済、賃金の伸びが回復=ウィール中銀金融政策委員
イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会の
マーティン・ウィール委員は、26日付の地方紙
レディング・ポスト紙とのインタビューに応じ、
国内賃金の伸びが回復しており、政策金利を
いつまでも0.5%に据え置くわけにはいかない
との認識を示した。
利上げを実施する場合は「比較的
緩やかな」ペースになるとも述べた。
同委員は「非常にうまく物事が進んでいる
と感じている」と発言。
「賃金の伸びが回復し始めており、非常に心強い。
これまで賃金は圧迫されていたが、経済成長を
維持するには所得と賃金の増加が必要だ」と述べた。
同委員は、昨年の経済成長は個人消費中心だった
とみられるが、このところ投資の果たす役割が
増えているようだとも指摘。
輸出がさらに回復することを望むと述べた。
同委員は「当然、景気が回復すれば、金利を
無期限に0.5%で維持することはできない」
と述べた。