米大統領経済諮問委、チップ受け取る労働者の最低賃金引き上げ求める

米大統領経済諮問委員会(CEA)は26日、
チップを受け取る労働者の最低賃金引き上げを
求めた。

こうした労働者の多くは女性で、賃金の引き上げは
男女格差の縮小につながるとの見方を示した。

チップを受け取る労働者の時間当たり連邦最低賃金
2.13ドルで、一般労働者の最低賃金7.25ドルを
大きく下回る。

チップを加えても、一般労働者の最低賃金額に
達しない場合は、雇用主が不足分を補てんする
必要がある。

だが、CEAによると、最低賃金
受け取っていない労働者は10%に上るという。

チップを受け取る労働者の連邦最低賃金
約20年間、同じ水準にとどまっている。

オバマ大統領は2016年までに、一般労働者の
時間当たり最低賃金を10.10ドルに引き上げるほか、
チップを受け取る労働者の最低賃金は4.90ドルとし、
最終的に一般労働者の7割まで上げる案を支持している。