BNPパリバの米制裁違反問題を注視=仏中銀総裁

フランス中央銀行のノワイエ総裁は、BNPパリバ
制裁違反をめぐる米当局の調査について、
関連するリスクを注視していると述べた。

米国の制裁対象となった国とパリバが取引を
行ったとして当局が調査しており、パリバは
罰金が11億ドルを上回る可能性があるとしている。

一部報道によると、米国側は50億ドル以上の
罰金を科す検討をしているという。

ノワイエ総裁は「このリスクは非常に
注意している」と述べた。

格付け会社フィッチは21日付のノートで、
BNPは決算の引当金から罰金の支払いをするか、
あるいは収益との関連で資本力が低下した場合は
資本増強に向けた措置を取ることが可能との
見方を示した。

ただ、最終的な決定が予想外だった場合は、
パリバの「Aプラス」の格付けを引き下げる
可能性があると付け加えた。