ドイツのIFO経済研究所のエコノミスト、
クラウス・ボールラーベ氏は23日、ウクライナ情勢を
めぐる対ロシア制裁が同国との貿易関係に一段と
影響したとしても、ドイツの輸出業者はロシアに
代わる輸出先を確保できると確信していると指摘した。
「ドイツ企業が強い市場が他にあり、ドイツの
輸出業者には柔軟性がある」と述べた。
ボールラーベ氏は第2・四半期の国内総生産
(GDP)成長率が0.3%になるとの予測を維持。
比較的ユーロが高水準でも十分対応できるとし、
欧州中央銀行(ECB)の追加利下げが直接的に、
ドイツ経済のさらなる支援材料となることは
ないだろう、と指摘した。