デンマーク中銀が主要政策金利据え置き、ECBに追随せず

デンマーク中央銀行は6日、主要政策金利である
貸出金利を0.20%、譲渡性預金(CD)金利
0.05%にそれぞれ据え置くと発表した。

前日には欧州中央銀行(ECB)が利下げを
決めたが、デンマーク中銀は追随しなかった。

4月初め以降の市場での外貨売却状況、デンマーク
クローネの相場、市場金利の動向を考慮したという。

デンマーク中銀はECBの金利決定に追随することが
多いが、クローネ相場安定のため、金融危機の間に
ECBとは異なった独自の金利決定を行ったこともあった。

2012年7月に、デンマーク中銀は同行の史上初めて
CD金利をマイナス圏に引き下げることを決定。

これがクローネ相場の防衛に
役立ったと評価されている。