イタリア格付け据え置き、見通しネガティブ=S&P

格付け会社S&Pは6日、イタリア国債の格付けを
「BBB/A─2」に据え置いたと発表した。

弱い成長見通しを理由に
見通しは引き続き「ネガティブ」とした。

S&Pは声明で、高水準の政府債務とイタリア企業が
直面する厳しい信用状況も同国の格付けに
マイナスの影響をもたらしていると指摘した。

格付け見通しがネガティブであることは、
2014年か2015年に格下げする可能性が
3分の1以上あることを示すと説明した。

成長促進に向けたレンツィ政権の改革への
取り組みについて「政府の政策意図は期待が
持てるが、プログラムをどの程度、どれぐらいの
期間実施できるかについて評価を下すのは
まだ早い」との見解を示した。

イタリア経済省の報道官は格付け会社
判断にはコメントしないと述べた。