ユーロ圏の銀行、企業向け融資の需要増を想定=ECB四半期調査

欧州中央銀行(ECB)が30日公表した
四半期ごとの「銀行貸出調査」によると、
ユーロ圏の銀行は第2・四半期に企業向け
融資基準を緩めた。

緩めるのは7年ぶり。

また、向こう3カ月で企業向け
融資の需要は増える見通し。

調査によると、各行はドイツやスペインで
企業向け融資の需要が増えたと報告。

一方、フランスやオランダでは
需要が減少したと回答した。

ECBは報告書の中で「監督と規制の影響に
関する半年ごとの質問に対する各行の回答では、
各行は自行の資本状態のさらなる強化と
リスク加重資産の小幅な増加を示唆した」とした。

ECBによると、調査に参加したユーロ圏銀行の
差し引き3%が第2・四半期に企業向け融資基準を
緩和した。

前四半期は差し引き
1%が基準を厳格化していた。

調査は137行を対象に、
6月26日〜7月11日に実施した。