ドイツのガブリエル経済相は14日、同国の
国内総生産(GDP)は今年後半はプラス成長に
戻るとの見通しを示した。
ドイツ連邦統計庁がこの日発表した第2・四半期の
GDP速報値は前期比0.2%減少した。
同相は、東欧や中東からのリスクに加えて、
ユーロ圏経済の脆弱さを背景に、ドイツ経済は
一時的に鈍化した、と強調。
春季は例年ならば建設活動が活発になるが、
今年は冬季の気候が温暖だったため、工事が
前倒しで行われたことも要因の1つだった
のではないか、と指摘した。
同相は声明で「ドイツの成長率は下期は
プラスに戻る見通し。しかし、海外からの
リスクが増大したことに疑いの余地はない」
と述べた。