米FRBの公定歩合議事録、3連銀が25bp引き上げを主張
米連邦準備理事会(FRB)が26日公表した
公定歩合会合に関する議事録によると、
ダラス、カンザスシティー、フィラデルフィア地区の
3連銀が、引き続き公定歩合の25ベーシスポイント
(bp)引き上げを主張したことが分かった。
ただ残る9連銀は0.75%の据え置きを支持した。
1%への公定歩合引き上げを求めた3連銀は、
景気見通しや金融セクターを取り巻く状況の
改善などを背景に、公定歩合とフェデラルファンド
(FF)金利のスプレッドを金融危機以前の
1%ポイントに戻すよう求めた。
議事録では「地区連銀当局者は総じて、
経済状況は改善しているとの認識を
示した」と指摘。
ただ多くの企業はなお雇用に慎重で、
特定の職種では引き続き適切な人材を
確保することが困難と報告していると指摘した。
全般的な物価圧力の高まりは
見受けられないとの認識も示した。