フランス首相が財界寄り路線、「企業を愛している」

フランスのバルス首相は27日、財界寄りの
政策路線を表明、経済自由化を狙った改革を
加速し、大型減税を行うと公約した。

首相は「企業家の皆さん、フランスはあなた方を
必要としている。私は企業を愛している。本当だ」
などと演説、会場に詰め掛けた財界首脳らの
喝さいを浴びた。

欧州委員会は、フランスに
構造改革の加速を求めている。

財界寄りの政策路線を強めるため、
オランド大統領は内閣改造に踏み切った。

ただ、一部エコノミストは、与党社会党内の左派が
改革への抵抗を強めるリスクを指摘する。

新経済相に任命された大統領側近、エマニュエル・
マクロン氏は、企業向けの効率化策などを盛り込んだ
法案を9月に示す準備に取り掛かる。

大統領も、低迷する住宅部門のてこ入れ策を公約、
週内に詳細が明らかになる見通しだ。