イタリア、成長率見通しを下方修正すべき=経済・財務相

イタリアのパドアン経済・財務相は、27日付
コリエーレ・デラ・セラ紙に掲載された
インタビューで、国内総生産GDP)成長率見通しを
下方修正すべきだと述べた。

エコノミストの間では、イタリアの今年のGDPが横ばい、
もしくは小幅なプラスになるとの見方が優勢。

一方、政府は4月時点で、2014年のGDP
0.8%増加するとの見通しを示していた。

パドアン氏は、「われわれはGDP成長率予想を
下方に修正する必要がある」と発言。

また、低成長率は欧州全体の問題だと指摘し、
域内の全ての政府が協力するために、改革に
向けた共通の「欧州ビジョン」を掲げるよう
求める姿勢を示した。

「現在の状況は予想よりも悪く、誰も満足していない。
一方で、われわれが協調行動を必要としているという
事実を浮き彫りにしている」と述べた。