仏大統領が欧州の投資拡大を主張、独財務相も支持

ドイツのショイブレ財務相は28日、オランド仏大統領が
提案した欧州経済下支えのための投資拡大を支持する
考えを示した。

これに先立ち、同大統領は経済対策を調整するため、
ユーロ圏首脳会議を早期に開催する必要があると
主張していた。

ショイブレ財務相は、フランスのサパン財務相との共同会見で
「現在、一部の地政学リスクが非常に重要な要素と
なっていることは否定できない」とし「一定の
景気減速の兆しがみられる。このため(投資を)続ける
ことが重要だ」と述べた。

オランド大統領が提案したユーロ圏首脳会議については、
首脳レベルで欧州経済の情勢に対応することは適切だと指摘。

同大統領が主張する投資を通じた経済成長と
「同じ方向に進んでいる」と述べた。

「ユーロは高すぎる」とのオランド大統領の
発言については、為替は市場で決めるべきだと主張。

その後の財界人との会合でも「通貨切り下げによる
競争力強化は行うべきではない。為替レートの操作は
持続可能な成長に絶対につながらない」と述べた。