中国の企業景況感、さらに悪化=人民銀調査

中国人民銀行中央銀行)が19日公表した
第3・四半期の経済調査で、企業の景況感指数が
前年同期比1.3%ポイント低下し、63.6%となった。

景況感指数が3期連続で低下したことで、
この先景気がさらに減速する可能性を
示唆する結果となった。

調査は企業、銀行、個人世帯の
各部門を対象に行われた。

経済の減速にも関わらず、銀行部門を対象とした
調査では現在の金融政策を適切とする回答が
79.5%に上り、第2・四半期の72%から増加した。

個人世帯部門を対象とした調査では、59.5%が
住宅価格が高すぎると回答したが、第2・四半期の
63%からはやや減少した。

人民銀調査に先立ち9月上旬に公表された政府統計でも、
工業生産が過去6年での最低水準に落ち込んだことが
明らかになり、中国経済の減速傾向を裏付けていた。