米SECPIMCOのETFリターン水増し疑惑で調査中=WSJ

米ウォールストリート・ジャーナル紙は、
米証券取引委員会(SEC)が債券運用会社
パシフィック・インベストメント・マネジメント
(PIMCO)の「トータル・リターン上場投資信託
ETF)」について、リターンが人為的に水増しして
算出されていたかどうか調査を行っていると報じた。

状況に詳しい複数の関係者の話として伝えた。

同紙によるとSECは、同ETFの評価額算出において、
割引価格で買い入れた債券を購入時より高い価格で
評価していたかどうか、数カ月にわたり調査を行っている。

投資家に同ETFのパフォーマンスについて誤った
情報を提供していたかどうかについても、
調査のポイントとなっている。

同紙によると、PIMCOの広報担当者は、
「この件についてSECに協力しており、
顧客に対する規制上の義務と責任を真摯に
受け止めている。当社のプライシング方法は
100%適切で、業界の最善の慣行と一致した
ものであると考えている」とコメントした。

SECのコメントは得られていない。