米FRB、次回ストレステストでレバレッジドローン考慮も=報道

米連邦準備理事会(FRB)は、次回の年次ストレステスト
(健全性審査)で、低格付け企業向けのレバレッジドローンを
財務審査の考慮に入れる方針を示した。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が
関係筋の話として報じた。

報道によると、銀行にストレステストに合格するだけの
資本があっても、FRBがリスクが大きすぎると判断する
レバレッジドローン債権を保有している場合は査定結果に
影響するという。

FRBと通貨監督庁(OCC)、連邦預金保険公社FDIC)は
昨年3月、企業が年間キャッシュフローの6倍を超える
負債を抱え込むようなレバレッジドバイアウト(LBO
向け融資などを、全般に制限する指針を公表した。

だが規制当局は、それ以降の融資基準は
実質的に低下したと警告している。

FRBはコメントを差し控えた。

レバレッジドローンは銀行融資の中でも
最も利益の上がる形態の1つ。