日銀ドル供給オペ応札額は2年7カ月ぶりの高水準、期末前の需要で

日銀が24日に通告した米ドル資金供給オペでは、
2億4000万ドルの応札があり、全額が落札された。

落札額は2012年2月以来の高水準で、9月中間期末越えの
ドル資金需要の高まりを反映したものとみられる。

今回のドル資金供給オペのスタート日は9月26日で、
期日は10月2日までの1週間。

9月末を控えて本邦投資家らのドル需要の高まりを背景に、
ドル資金の調達コストが上昇していた中、同オペで初めての
9月末越えとなったことで応札が膨らんだ。

落札額は2012年2月7日に通告された1週間物の
6億9300万ドル、3カ月物の8億1000万ドル以来で、
約2年7カ月ぶりの高水準となる。

市場では、9月末をにらんで外国金融機関が
ポジションの圧縮を行う一方、本邦投資家による
外債投資の活発化や、輸入企業によるドル資金需要の
高まりなどを背景に指摘する声がある。

もっとも、期末要因による一時的な
オペ需要の高まりとの見方が多い。